うんどうかいごっこ

 幼稚園で今どんなことをしているのか、そして幼稚園で子どもたちはどんな様子でどんなことを感じながら日々成長しているのか。そんなことを少しでもお伝えできたらいいなと思い、『先生のきまぐれ日記』をはじめることにしました。なんてったってタイトルに名言してしまったとおり、気まぐれなので、こまめに更新できるか定かではありませんが、よろしくお付き合いください。そしてお気軽にコメントを残していただけたら嬉しいです。

 さて幼稚園はもうすぐ運動会。
毎年テーマを決めて行っていますが、今年のテーマはもちろん“聖愛オリンピック!!” 少人数なので年少児から年長児までひとりひとりがみんな主役です。そして運動会を義務的なものではなく、遊びの一環として楽しくできたらという願いを込めて、準備の段階から「運動会の練習」とはせず、「運動会ごっこ」と言っています。「みんなぁ、運動会ごっこするよぉ!」と声をかけると「やったー!!」と大喜びで園庭に駆け出す子どもたち。年少児もおにいちゃん、おねえちゃんに混じってとても楽しそうです。

 運動会ごっこの段階では、数々の名場面がみられます。リレーでは年少児も一人でバトンをもって走ります。
毎回バトンをもらうと反対方向に走る子。(いつまでたってもゴールはこない・・・。)
相手チームにバトンを渡してしまう子。(それでも問題なくリレーは続く)
せっかく相手チームより早くバトンが手渡されたのに、手渡してくれた子に「ありがとう。」とお辞儀をして遅くなってしまう子。(確かに、感謝は大切だけれど・・)
でも、本番ではみんな全力で大勢の観客の見ている中を走り抜けます。いつも泣きそうになってしまうのは、お家の方だけではなく、私たちもなのです。

 そして、今とくに楽しめる(失礼)のは、年少児のダンス♪ 途中でその場で2回回るところがあるのですが、子どもってどうして回るのが好きなのでしょう、2回だけでいいのに、その後もず〜っと回り続けるのです。それも、満面の笑みで。そういう振り付けに変えようかしらと思ってしまうくらい、とってもかわいらしいんです。

これからしばらくはこの運動会ごっこが続きます。
気持ちの良い秋空のもと、大好きなお友だちといっしょに思い切り体を動かすことの気持ちよさを、子どもたちと一緒に存分に楽しみたいと思っていいます。

 ちなみに、本番は10月13日(月・祝)です。未就園のお友だちにも参加していただけるプログラムもあるので、聖愛幼稚園のアットホームな運動会をたくさんのお子さんと保護者の方に見ていただきたいなと思っています。