バディ ありがとう

 動物介在保育を初めておよそ2年半が過ぎました。そのきっかけを与えてくれた、立教女学院小学校の犬“バディ”が昨日天に召されました。病気療養中ということで、子どもたちとお見舞いの手紙を書いたり、プレゼントを贈ったりとずっと心配していましたが、とうとうこの日がきてしまいました。
 突然の悲しいお知らせを司祭さんからきき、驚きの声で固まってしまった子どもたち。バディのために心を合わせてお祈りしました。そして、幼稚園の犬“クリーム”と“ココア”を交えて、命について考えました。バディに出会えたことにありがとう、ずっとずっと忘れないからね・・・、そんな思いが子どもたちに溢れていました。
 幼稚園にあるクライミングウォールにはバディを含めた立教女学院小学校の犬4匹と、幼稚園の犬“クリーム”が描かれています。その“バディ”の絵の周りに、子どもたちと作ったお花を一人ずつ貼っていきました。貼るときにお祈りしながら。
 物を言えない動物の身になって考えるやさしい心、生き物はみんな自分たちと同じ「命」が与えられているという実感、みんなみんなバディが運んできてくれたものです。
 立教女学院小学校の吉田先生、大変おつらいことと思います。人ごとでは全く無く、私たちもとても悲しく、心が痛いです。でもこの思いも、バディが最後に私たちに体験させてくれた大切な贈り物なのですね。今まで本当にありがとう!!そしてお疲れさま!天国でどうぞ安らかに。

てんごくでゆっくりやすんでね
バディ ありがとう
幼稚園犬“クリーム”
幼稚園犬デビュー3ヶ月の“ココア”