おうちのひともいっしょ

 
 発表会的な位置づけで毎年行っている“おうちのひともいっしょ”。今回も沢山のお家の方が見に来てくださいました。この冬、子どもたちは大好きな絵本の登場人物(動物?)になりきってあそぶ、劇ごっこを楽しんでいたので、それをそのまま発表することにしました。3グループに分かれて、それぞれ「3匹のやぎのガラガラドン」「おおきなかぶ」「てぶくろ」を好演しました。だれがどの役になりたいか、台詞はどうするか、小道具はどうするかといったことを、子どもたち同士相談しながら決めていきました。みんなが脚本家であり、演出家であり、俳優だったわけです。
 劇を組み立てて練習していくには、時間が足りないかなあと心配しつつも、子どもたちはホントに楽しそうに準備をしていました。お互いの発表を見せあいっこして、「もっとこうしたら素敵だと思うことある?」なんて聞くと、いくつもいくつも意見が出ていました。縦割りのグループなので、小さい子も大きい子も一緒に一つのものを作り上げましたが、お姉さんの真似をして大きい声で台詞を言えたり、熊らしくドシンドシンと歩いて見せたり、とてもかわいらしくて拍手を沢山もらっていました。年中以上になると、自分で自分の台詞を考え、随分長い台詞を堂々と言っていましたね。年長さんは自分のことだけでなく、小さいお友だちへの気遣いもみられ、みんなの意見をうまくまとめる役も立派に果たしてくれました。自分たちで考え工夫して一つのものを完成させる面白さを充分味わえたのではないでしょうか。お家の方も、いつもあたたかい雰囲気を作ってくださるので、子どもたちも気負いすることなく安心して自分を出せているようです。ありがとうございました。