おには〜そと!

 毎年節分には幼稚園でも豆まきをします。Wikipediaによると〜豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがある〜そうですが、古来から営まれている行事に幼いときから親しんでもらいたいという願いがあり、幼稚園でもこういった行事を大切にしています。

 幼稚園では、豆まきをすることで自分の心の中にいる悪いオニとさよならすることにしています。豆まきのときに来てくれるオニはみんなの心の中の悪いオニを持っていってくれるオニです。この豆まきを迎えるにあたり、子どもたちと何度も考え、自分の心をみつめていきます。そして、オニが来たとき、そのオニに自分の中のどんなオニとサヨナラしたいのかお話するのです。
 

 朝から、「オニくるのかなぁ〜。」と心配そうにしていた子どもたち。
去年はオニからお手紙がきていたので、今年もずっと探していました。お集まりの時間になっても何も起こらないので、全員で手紙を探すことに。小さい子は「怖いよ・・。」と言って先生に手をつないでもらいましたが、中には面倒見のいいはと組みさんに「大丈夫だよ」と手をつないでもらっている子もいました。(本当にはと組みさんはやさしくてお世話が上手。今日もまだオムツが取れない小さいお友だちをトイレ(男子便器)に連れて行ってくれて、「前にでるんだよ。」とおしりを後ろからやさしく押してくれていました。まるで小さな先生のよう。どこで見てたんだろう・・・。)


 そしてオニからは手紙がきていました。本物のオニさんはいろいろと忙しい時期らしく代役を司祭さんに頼んでいました。司祭さんなら怖くない!みんな笑顔で豆まきできました。ちゃんと全員がさよならしたいオニを言うこともできました。これでますます素敵なみんなになれますね。