♪ ザイロフォークス コンサート ♪

 遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年はいよいよ新園舎が完成します。今まで大切に受け継いできた聖愛幼稚園らしい風土を守りつつ、これからの未来へ向けてこれまで以上に一歩一歩を大切に歩んでいきたいと思っています。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

 さて、新学期まず最初のイベントは、ニューヨークのミュージシャン“ザイロフォークス”のお二人によるコンサートでした。今回も立教女学院の復興支援室さんが主催してくださいました。プロとして活動するかたわら、ニューヨーク都市交通局のオーデションに合格し、地下鉄構内で演奏しておられるお二人。何故着ぐるみを着ないと演奏できないのか、何故スカンクとゴリラ(それもピンク!)なのか、、、。不思議です。そして復興支援室のご担当 吉田先生もバナナに変身。な、なぜ・・・。でも似合ってます。

 子どもたちは二回目ということもあってか、ピンキーとスカンキーという名前もしっかり覚えていて、何日も前からとても楽しみにしていました。園で人気になっている指編みを合わせて、プレゼントのマフラーも作りました。前回いただいていたCDをかけると、「ころころ、ころころ、面白い〜」「猫とねずみが追いかけっこしているみたい!」とつい声をだして笑ってしまうほど楽しいようでした。こうして楽しみに待っている時間も幸せですよね。

 コンサートが始まると、初めて見る小さな子のなかには怖くて先生のお膝にだっこされていた子もいましたが、ほどなく「一人で座る!」と言いだし、ノリノリで手拍子していました。音楽の力って偉大ですよね。
最後はハイタッチ!




 震災から時間がたっていくのに、変わらずにずっと寄り添ってくださる方々がいます。なんのお返しもできない私たちです。せめて、いただいた温かい思いを忘れないこと、そして、感謝しながら進むこと。あのときのご支援があったから、今こんなにがんばれているんですと言えるように、前をむいて進んでいこう。そして、どこかでだれかが助けを必要としているときには、今度は私たちが手をさしのべられるようになっていたいと思うのです。